母音個所の見分け方

この記事では母音の頭を見つけるコツを紹介します。
 
基本的な流れ
1.スペクトルを見て先行発声の位置を決める

2.自信が持てない場合は先行発声の前だけ、後ろだけを聞いてみて確認する

3.それでも自信が持てない時はメトロノームと合わせて聞いて確認する
(や行、わ行、は行、拗音は2.よりこっちのほうが重要)

4.それでも自信が持てないのは気のせいだから無視する。
大丈夫。10数msぐらいずれてても普通に歌う。




スペクトルを見て設定する
な行(スペクトルがわかりやすい例)


か行(スペクトルがわかりやすい例)


や行(わかりにくい例)

画像の通りスペクトルがなだらかに変わっており、どこで切り替わってるとははっきり言えない。
だいたいスペクトルの下のほうが濃くなる辺りが正解っぽい

わ行(わかりにくい例)

や行と同じく、スペクトルの下のほうが濃くなってくる辺りが正解



連続音の母音-母音

拡大してみると結構わかりにくい場合もあるので、一回縮小して全体の流れを見ると、区切りのポイントが分かりやすい。



ソフトでの確認方法
setParamを起動し[オプション]-[指定範囲再生の設定]で
[左ブランク]-[先行発声]と
[先行発声]-[右ブランク]を聴けるようにしておく。

図の場合 Ctrl+F3と Ctrl+F5で聴ける。
[左ブランク]-[先行発声]を再生したとき母音の音が聴こえないにする。
例) [さ]の音を確認したとき"s(すに近い音)"だけ聴こえるようにする。
[先行発声]-[右ブランク]を子音の音が聴こえないようにする。
例) [さ]の音を確認したとき"あ"だけが聴こえるようにする。

F8ボタンでもメトロノームを使った簡易な確認が可能
や行、わ行、拗音などは[先行発声]-[右ブランク]を完全に母音だけにしようとすると逆にリズム音痴に聞こえたりするので,
メトロノームがきれいに聞こえたらOK