UTAUのパラメーター自動調整機能について

パラメーター自動調整機能とは
一定の条件下で先行発声、オーバーラップ、STPの値が勝手に変更される機能のこと
一定の条件を満たしている場合、この機能の発動を防ぐことはできない。

自動調整の図
図の通り、入力値が同じノートでも先行発声の長さが勝手に変わる。


パラメーター自動調整機能の発動条件
ノートAの長さ=LEN、ノートBの先行発声=PRE、ノートBのオーバーラップ=OVEとすると
  LEN/2<PRE-OVE の時
ノートBのパラメーターが自動調整される。

ノートAの長さの半分が、ノートBの先行発声からオーバーラップを引いた値より大きい場合ノートBのパラメーターが自動調整される。

パラメーター自動調整機能の内容
ノートAの長さをLEN
自動調整前のノートBの先行発声=PRE、オーバーラップ=OVE、STP=STP
自動調整後のノートBの先行発声=pre、オーバーラップ=ove、STP=stpとすると
  pre=LEN/2 * PRE/(PRE-OVE)
  ove=LEN/2 * OVE/(PRE-OVE)
  stp=STP+(PRE-pre)

となる


パラメーター自動調整結果の確認方法

ACPTボタンをクリック
UTAUエディタ右上にある[ACPT]ボタンをクリックすると変更内容を確認できる。

なお、ACPTボタンをクリックしない場合、表示は左の内容になるが、実際の歌唱結果は右の通りとなる。